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月見草へ、安からにお休みください
野村克也さんが亡くなられてから多くの選手、野球人がコメントを出しております。
新庄さんのコメントもまたとても印象に残ってますがそれぞれが出すコメントが全員違うというのがノムさんの人柄、人徳、そして人脈の広さを物語っていると思います。

ノムさんへの後悔として割とあげられるのが批難されなかったこと、と上げる人も多く……
三流は無視、二流は称賛、一流は批難とノムさんが残した名言です。
一流として認められたかったということですね。
それでもノムさんはその方々を一流だと思っていたことでしょう。

ご存命でも人から愛されていた、そして亡くなられてからは成績も含めさらにノムさんへの良い声は上がるでしょう。

王さん、長嶋さんをひまわりと例え、自身はそれに対して月見草だと。

ひまわりの輝かしさにあなたは決して劣ってなかった……
みんなが愛した月見草は高く太陽に向かって伸びてるひまわりの下でどのひまわりよりも輝いています。


ご冥福をお祈り致します。






守『護』神~背番号18の信頼~
9月に入るとシーズンも終盤、早ければ優勝チームが決まってることもある。
そんな中、9月はもう1つの情報も流れてくる。
選手の退団、そして引退だ。

『オリックス一筋』を表明してくれて『このチームで優勝したい、出来なきゃ引退する』と言った投手陣の頼れる兄貴も戦力構想外となり、引退を決意した。
オリックス一筋だったからこそ、必要とされなくなったら選手としての人生を終えることにした。

44勝、63ホールド、63セーブ。

上原浩治がトリプル100を日本人初(世界で2人目)を達成した、その全ての部門でほぼ半分の数字をあげた凄さ。
もちろん、単純に数字を積み上げたわけじゃない。

先発で2桁勝利も達成して
6年連続30試合以上登板(そのうち5年は50試合以上)
抑えとして33セーブを挙げる。

十分過ぎる実績。

しかし、何より誇れる数字は通算防御率2.99!
13年間432試合786イニングを投げて2点台の防御率だった。
防御率というのは跳ね上がるのは簡単だが下げるのは難しい。

どの分野でも結果を残し、そして点を取られなかった。

先発では先発の、抑えでは抑えの幅広いピッチングを見せてくれたが何より印象に残っているのはそのストレート。
同時期、ブルペンを支えていた佐藤達也、平野佳寿はミット音が鈍く重い音を出す剛球であるならこの男のストレートは綺麗にミットに吸い込まれるような素人ながらにノビを感じるストレートだった。

成績面だけでも言い足りないのにオフにやるファン感謝祭はまさにこの男の独壇場だった。
マイクを持って言葉を発すれば笑いを誘う。
選手でなくなればこの男のファン感謝祭で見れるのも今年が最後……

オリックスに入団して献身的に投手陣を支えた男は優勝を知らないまま、あと一歩で届くはずだった2回の機会をいかせずにマウンドから降りることとなった。

通算防御率2点台は誇れるといったが引退試合が用意されて打たれたら3点台になる。
もしかしたら打者一人なら暗黙の了解的な感じで抑えるかもだが……
身体の調子もあるだろうけど叶うなら8回か9回のマウンドに立ってほしい。

名前の通り、オリックスの守護神だった。

それは野球用語の抑え、クローザーって意味ではない。

オリックス投手陣にとっての精神的支柱、そういう意味での守『護』神だった。

お疲れ様、でも休ませないよ。

ユニフォームを着続けて現場に残ってください。

……ちょっと解説席に座ってほしい気持ちもあるけどね(笑










雑草魂-背番号19の涙-
結構、昔からオリックスファンではあった。
理由は簡単、野球ゲームにユニフォームが青でイチロー選手が強かったから(笑

でも、田舎住まいで当時子供だった自分はテレビではいつも巨人戦が流れていた。
ネットも普及してないからパリーグのことなどあまり知らず、家族女性陣からドラマの延長を何時からか教えて(ビデオのセットのため)と言われながら巨人戦を見続けた。

だからこそ、背番号19が入団し、ピッチングを見た時、本当に痺れた。
一瞬にして心を奪われたと言ってもいいだろう。
そのままルーキーシーズン、20勝を挙げる大活躍を見せた。

チームメートだった松井秀喜がタイトル争いをしている相手、ベンチからは敬遠の指示。
背番号19は歩かせた後に涙を流していた。
当然だ。
その時にはもう巨人のエース。
チームの看板選手にタイトルを獲らせたい意図は分かるがだからこそ俺に抑えさせてくれないのか?
彼の涙はそう物語っているようだった。

そしてWBC第1回大会、準決勝。
もう終わったと思われた日本が準決勝に奇跡的に勝ち上がり、この韓国との大一番。
彼は最高のピッチングを披露した。
国際大会には彼あり。
まさに剛と柔、投げ分けた究極のコントロールで日本を世界一へと導いた。

そこからケガも重ねて抑えを経験した彼はアメリカへ渡った。

本格的に中継ぎ、抑えに転向してアメリカでもワールドチャンピオンになる活躍を見せ、彼のスプリット、コントロール、そして彼の名は世界に広まった。

名球会というものに入る基準、一応一流の証とされてる数字。
現状、ピッチャーでは『200勝』及び『250セーブ』
彼はどちらも届いてない。

だがメジャーでも1人しか達成ておらず、もちろん日本人で達成者はいない
『100勝』『100セーブ』『100ホールド』
先発、抑え、中継ぎ。
全てで結果を残したからこそついてきたトリプル100。

彼は引退会見で語った。
『どれも中途半端にやったから』

中途半端にやって出来る記録なら今まで世界に1人なわけがない。

長く一線でどの役割でも結果を残してきたからこそ、彼は日本人初のトリプル100を達成した。

雑草魂と称した自らの腕に相応しい成績と結果じゃないかと思う。

感情をむき出しに吠え、喜び、悔しがる。

引退会見も涙をこらえてだった。

らしい。

とてもらしいじゃないか。

平成が終わるその時にイチローが引退し、令和が始まって雑草魂も引退を決意した。

まさに私が野球を知り、日本とアメリカをまたにかけた2人の偉大な選手が引退をした。

残るは中日のとある世代と当主。
何だかんだ言われても同期入団の彼には頑張ってもらいたい。

そしてお疲れ様、背番号19。

どんなにオリックスに良いピッチャーが現れても、ピッチャーで一番好きだったのはあなたでした。

『雑草魂』

あなたが放っていたボールはどんな花よりも美しかったです。





輝き続けた侍~背番号51の栄光~
今日、この日はきっと生きてる間に迎えることはないんじゃないかなって大袈裟ではなく思っていた。

でもやっぱり、来る時は突然ですね。

いや、みんな、予感はしていたと思う。
自分も何となくだけど……思いたくなかったけど頭の片隅にもしかしてってそんな不安は拭いきれなかった。

第2回WBC、侍は苦しんだ。
だが最後に最高の役目を果たした。

今回もどんなに打てなくても開幕戦で打って現役を続けてやはり背番号51は第一線で生き続けるんだって。

そんな現実を信じてた。

でもそんな侍も年齢にそして1年間のブランクに打撃が明らかに狂っていた。
努力を試合にとにかく出続けた彼にとって1年間休んだというのは明らかにマイナスでしかなかった。

ケガで離脱なんてなかった超一流、天才、そんな言葉ですら彼には失礼である。

唯一無二の今後現れないであろう日本が誇る野球選手。

……でも、どんな選手もそんなことを言われながら引退をしていった。

きっと彼ならこう言うだろう。

『僕の記録を破る選手なんてすぐに現れると思いますよ』

真逆なことも言いそうな気もする。

もちろん、ファンは……全員……その真逆のことを思って……る……

ありがとう。

あなたの現役生活をリアルタイムで見ることが出来たこと、本当に幸せです。

あなたがいたから今、そのチームを応援してます。

あなたがいたから、野球が好きになりました。

あなたの人柄に憧れ続けてました。

明らかに異質な存在。
日本国では疎まれるはずがその圧倒的な存在感と成績で周りを黙らせ、賞賛に変えた。

まだ、言わない。
『引退』の二文字があなたの口から出ても、俺はあなたに『お疲れ様』なんて言わない。

だってもっと驚くことするでしょ?

誰も考えつかないことをあなたはやるはずだから。

だから今、あなたに言える言葉はこれしかない。

『ありがとう。夢と感動を与えてくれて……ありがとう』






なんか書きたくなっただけ
ただ、意味もないけどタイトル通り書きたくなっただけです。

これもどっちかというとツイッターへの投稿メインです。

でも、蒼の世界が長い方は私が落ちるときを知っていると思いますので、そこを少しでも紐解きたい気持ちもありまして、ブログに書きます。


とはいえ、ストレートな表現をあえて使いますので人の死やマイナス感情に触れたくない方は続きからは見ないようにしてください。


そして、決して私は今、落ちているわけではないということだけはきちんと伝えておきます。


むしろ、空咳さえなければ全力全開ですわ!( ・`д・´)



ではご理解して頂いた方は続きから、良ければご覧ください。






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